SDGs#12 つくる責任つかう責任、って… どうやって?

(下書き中)

 

 

ごきげんよう。

OfficeMICOTO トリリンガル研修講師の張陽子でございます。

 

SDGs#12

 

「つくる責任つかう責任」

生活の中での「つかう責任」。あなたはどういう責任を感じますか?

ゴミ箱にゴミを捨てるとき、無意識に捨てている私達。

ゴミ箱に入るゴミを「ん、このゴミは果たして必要だったのか」

と振り返ることなんて…、出来ないほど忙しい日々ですね。

 

ティッシュを捨てるとき「布で代用できなかったのか」

と考えても、衛生面を考えると使い捨ての方が良い時代。

ゴミ焼却にお金が掛かってしまうが衛生面を選ぶ世の中になってしまっている現状を

なんとも言えない気持ちで過ごす日々です。

 

 

#12に関しては

・フードロス

・ファストファッション

・使い捨ての品

について考えていきたいと思います。

 

 

 

【 フードロス 】

 

地球上に水も食物も満足に得られない人がいます。その状況を経験・体験していない人は食物に関する扱いが雑であり、有難みもなく、粗末に扱う傾向にあります。

・世界的に廃棄物の発生が高まっています。毎年、人間が消費する為に生産された食品の約三分の一が失われるか無駄になっており、その殆どは先進国で失われています。

生産段階で需要を越える量を生産してしまう過剰生産が原因のひとつでもあります。節分の日にスーパーに陳列してある大量の恵方巻きを見て「残ったら捨ててしまうのかしら…。」と悲しくなるものです。

しかし農業に於いては、凶作になる可能性も考えると、量の調整はなかなか難しいところがあります。

スーパーマーケットやコンビニで食品ロスを防ぐには徹底したマーケティングを行い、日頃の売れ行きが管理して生産する、そしてイベント日の特別な料理は「完全予約制」にしながら食品ロスを防ぎたいものです。

 

食物の神様がご立腹されないように自分達で取り組めることから取り組みましょう。。。

 

 

 

【 ファストファッションの到来 】

企業と消費者の「欲求」の相互関係。

企業は消費者の方々に安い品物を提供し、喜んでいただき売り上げにも繋げていきたい。

相互にとって win-win と思いきや世の中に多大な迷惑を掛けていたのです。

商品を安く作る→労働者の賃金を減らす、劣悪な環境で働かせる。

 

安い服は大切にしません。直ぐに捨てて新しい服を買う。その連鎖により多くの労働者が苦しんでいたのです。多くの子供が犠牲になりました。今直ぐにでも救わなくてはなりません。

ラナ・プラザ崩落事故

↑この痛ましい事故は忘れてはなりません。劣悪環境労働を撲滅させるよう世界で取り組みましょう。

そこそこ良くて安価な物に手が伸びでしまうものです。

そして、そのような品物はすぐに捨ててしまうことになります。

 

 

洋服のお洒落を楽しむことを知らずに一生を終える人も地球上には多くいます。

その反面、ファストファッションを楽しみ その影響で劣悪労働条件の人々を生むサイクルを作ってしまう人も居ます。

生きていく上で何が一番重要かを考えなくてはならない時がきています。

 

 

[ 世界が直面してる問題 ]

・マテリアルフットプリントは全世界で急拡大しています。

1990年→ 430億トン

2017年→ 920億トン

2060年→ 1990億トン(推定)

(※「マテリアルフットプリント」とは、消費された天然資源量を表す指標)

 

 

 

[ 主なターゲット  ]

12.1) 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。

12.2) 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

12.3) 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。

12.4) 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

12.5) 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

12.6) 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。

12.7)  国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。

12.8 ) 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

12.a)  開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。

12.b)  雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。

12.c)  開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。

 

国政連合SDGs について

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

国際連合英語サイト

https://www.undp.org/content/undp/en/home/sustainable-development-goals.html