SDGs#5 ジェンダー平等を実現しよう…ってどうやって?

 

 

ごきげんよう。

オフィスミコトのトリリンガル研修講師張陽子でございます。

 

 

SDGs#5

って、どうやって…?

 

 

男女均等雇用法とは名ばかりで

まだまだ女性の地位は低いままです。

日本は道のりは長いですが改善しております。

昭和に比べれば、女性の立場の理解は進みましたが、

でもまだ女性の生きにくい世の中です。

 

宗教の厳しい規律を守る国で男女平等の実現は難しく時間がどれだけかかるか予測不可能です。

 

 

 

では、なぜに社会は女性を下に見るのでしょうか…

(本来女性とは強いものです(^o^;)

男性が生活しやすいように、女性が妊娠して動けない間に勝手に色々と決めしてしまった説もございます。

 

 

 

・アメリカン・ハウス

・チャイニーズ・フード

・ジャパニーズ・ワイフ

人生の理想はアメリカンな家に住み、日々中華料理を食べ、日本人の奥さんをもらうこと…。

なんて聞いたことございますか?

世界的に見ても日本女性はおしとやかで重巡のイメージがある(らしい)。

 

令和になり女性が働くのは普通になりつつありますが、

昭和45年生まれの私の世代はクラスメイトの母親の90%が専業主婦でした。

私の母は働いていたので私は「可哀想な人」と先生から言われた記憶がございまいす。

 

東アジアの中では女性の地位が低い日本ですが

アラブ諸国、アフリカ、南アジアでは更に女性の地位が今でも低いです。

(この記事を書いている2021年2月は、オリンピック会長の森喜朗氏が女性蔑視発言をした問題で揉めています)

 

 

 

 

1)アラブ諸国

「一生マントで顔を覆い生きてゆく」

 

 

女性の選挙権も、車の免許を取る権利も2018年になってから得られた権利です。

女性に発言権は無く、ひたすら耐え忍ぶ生活。

先祖代々そういうものだから仕方がないというよりも

そういうものなのだと悲観的では無いのです。

 

アメリカの大学に留学して「あ、違う!」と気がつく女性も多くなったそうです。

 

私は1994年〜2000年までタイ・バンコクに在住しておりました。

日本の航空会社では路線を持たないアラブ諸国に頻繁に行く機会に恵まれました。

その中で多くのアラブ諸国の女性と話す機会に恵まれました。

あの当時は結婚は「お見合い=親が決める」ものでした。

(現在は変わったと思われます)

 

「親が勝手に決めた相手と気が合わなかったらどうするの?」

と聞くと

「殆どのカップルは喧嘩も絶えないよ、」と。

(確かに!恋愛結婚が主流の日本も離婚率高いですしね)

しかし

「離婚なんて、あり得ない!」

のだそうです。

「親の顔に泥を塗るの?」

「家族・親族に迷惑なんて掛けられない」

と血縁を重視します。

生まれ育った家庭の価値観は影響力がとても大きいです。

周囲も同じ価値観なら染まっていくものです。

 

 

さて、「ヘンナ タトゥーhenna tatto 」をご存知でしょうか。

 

「ヘナ」という植物の葉のペーストを使って描くボディーアート。

日本だと “ヘナ” といえば髪染めの薬というイメージがありますね。

 

デザインは宗教との関わりが強いです。

ヒンドゥー教の金運と幸運の神様 ”ラクシュミー”

がヘナを愛したことからヘナやメンディ自体が

「幸福を呼ぶもの」

「幸福の象徴」

なのだそうです。

私のタイ・バンコク在住の記憶だとインド人より

アラブ人の方が手にヘナをしていました。

 

日本の男性だとヘナに「ドン引き」してしまう人もいますが

アラブ諸国の男性は女性のヘナの模様に欲情するらしいです。

 

アラブ諸国では悲しいことに「男」「女」の2通りの性別しか公では認められません。

しかし、生まれ持って体は男性なのに恋愛対象が男性という人もいます。

同性愛のコミュニティーも有り、

なぜか「若い男の子を買う」という表現を使う人が多かったです。

年を重ねて財力と権力を得てからこそ動ける世界だそうです。

 

 

2)南アジア

「売られる少女たち」

地球上でも1年中暑い国は発展途上国と言われます。

①水不足

②暑過ぎて働けない(だから夏休みはあるのです)。1年10夏休みを取りたくなる気候の国々の人は大変です。

が主な原因として国がなかなか発展しない、とも言われています。

 

南アジアは世界中の企業の工場が有ります。

信じられないほどの低賃金で働かされます。

女性は中学生になるかならないか(生理が始まったばかり)の年頃で強制的に結婚させられます。

自分のおじいちゃんと同じ歳の人と結婚させられたりします。

親は何も思わないのでしょうか…。

罪悪感があったらそんな結婚はさせられません。

自分も同じように売られて嫁いだからそれが当たり前になっているのでしょう。

 

【アシド・アタック】

私の尊敬する林典子さんがアシドアタックについて

写真の古典を開催したり本を出版されたりしています。

気に入らないことがあると「硫酸」を女性に掛けます。

単なる夫婦喧嘩でも男性が女性に硫酸をかけたり

お姑さんがお嫁さんを気に入らないからといって硫酸をかけます。

そして刑罰も軽く悲惨な女性の立場に言葉を失います。

アシッドアタック

 

3)アフリカ

「女性器切除問題」(← クリックしてみてください)

どうしてこの様なひどい神話がまだ存在するのでしょうか…。

想像しただけで気絶しそうです。

「教育」がなっていないからです。

こんなバカげていることを

早く終わらせなくてはなりません。

このことに関しては地球上で解決に向け全ての国が協力しなくてはなりません。

 

【 LGBT 】

女性の地位が低い、よりも深刻だった同性愛者の社会的地位。

今では堂々とLGBTを公言できますが、昭和の時代は隠さなくてはならなかったそうです。

もちろん大昔からLGBTとして生まれてくる人はいました。

やはり学校教育が肝心です。

教師がきちんとLGBTを理解し、生徒達にも性差別無く接するようにしなくてはならないことを心に留めておきましょう。

性別は男女の2通りでは無く27の性別があるという素晴らしい杉山文野さんのTEDをご覧くださいませ。

(青字をクリックしてください)

 

 

【 ターゲット 】

5.1) あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する

5.2) 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、全ての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。

5.3) 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。

5.4) 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、並びに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。

5.5) 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。

5.6) 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、並びにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。

5.a) 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、並びに各国法に従い、オーナーシップ及び土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する

5.b) 女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する

5.c) ジェンダー平等の促進、並びに全ての女性及び女子のあらゆるレベルでの能力強化のための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。

 

 

まずは…

知ることから始めよう

 

 

国政連合SDGs について

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

国際連合英語サイト

https://www.undp.org/content/undp/en/home/sustainable-development-goals.html

 

 

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