SDGs#3 すべての人に健康と福祉を…、ってどうやって?

 

 

 

ごきげんよう。

オフィスミコトトリリンガル研修講師の張陽子でございます。

 

 

 

SDGs3番の掲げる

どうやって…?

すべての人に健康と福祉をどうやって届けるのでしょうか?

まずは健康や福祉について現状を知ることが大切です。

 

【日本の健康と福祉から】

日本は南アフリカや東南アジアの様に栄養失調や出産のリスクは低く健康に恵まれた国として見られますが、

様々な健康問題が有ることも確かです。

 

・不眠/ストレス

・高齢化

・慢性疾患

・高齢化

・コロナによる後遺症

 

ストレス→不眠→鬱病になり→自殺。

というケースが後をたたない現代。

医学が発達している国ほどストレスを感じる人が多い現状です。

 

コロナにより運動不足で体の免疫状態も変化しつつあります。

慢性疾患(生活習慣病によるものと、腎疾患、リウマチ・アレルギー性疾患など)

も深刻な問題です。

 

どうしてストレスが溜まるのでしょうか。

どうして慢性疾患患者が増えるのでしょうか。

 

日本も真摯に向き合う時がきたようです。

 

そして健康についてばかり語られる3番ですが

福祉についてもっと注目し議論すべきだと思います。

 

【 福祉について 】

先天的な障害や精神疾患、不慮の事故…。

人の不平等を痛感することが多々あります。

日本も厚生労働省が様々な取り組みをしていますが

アメリカや欧州に比べるとまだまだ途上国です。

 

改善するには。。まずは知ること。

学校教育において小学生の時期から福祉について学ぶべきだと思います。

まず、「特殊学級」という枠を作ることは仕方ないとしても

1週間に数日は普通班と特殊学級を交流させて「知る」機会を与えてあげる。

何よりも大切な教育ができるチャンスを逃しています。

 

 

 

ユニバーサルマナー検定

の存在をご存知でしょうか。

車椅子の人にどう接したら良いかご存知ですか…?

 

様々な「障がい」を学ぶ検定です。

私も今年中に受講したく思っております。

 

また英語で障がいについて知るサイト [ OrigPower]

 

そして障がい者が就職の選択肢の幅が広がる社会を目指したいものです。

その為にはすべての企業がSDGsを理解して取り組むべきだと思います。

 

【 世界の健康と福祉の状況 】

・5歳未満の子供の死亡数

2000年 1000人の出生 → 76人の死亡

2015年 1000人の出生 → 42人の死亡

2018年 1000人の出生 → 39人の死亡

年々低下傾向にはあるもののまだ世界では

何百万人もの子供の命が亡くなっている。

 

・妊婦死亡率

2000年〜2017年 38%低下

しかし2017年には妊娠および出産に関連する合併症により30万人近くの女性が死亡。

 

・マラリア

2017年には およそ2億2000万人がマラリアにかかる。

その中で43万5000人がマラリアを原因で死亡

 

・結核

2017年におよそ1000万人が結核を発症。

減少傾向にあるが2030年までに撲滅するには十分な対策が取られていない。

 

・コロナ

2019年に中国・武漢で発症したといわれる世界中を破壊したといわれるコロナ。

2021年の現在、予防接種が始まったがまだ浸透していない。

コロナ発症後に後遺症が出る人もいる

コロナウィルスは人体の病気を起こすだけではなく

世界中の経済までも破壊する威力がある。

 

【 主なターゲット 】

3.1)  2030年までに、世界の妊婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

3.2)  全ての国が

*新生児の死亡率を1000件中12件以下までに減らす

*5歳以下死亡率を少なくとも出生1000件中25件までにに減らす

*2030年までに新生児・5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する

3.3)  2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶。肺炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。

3.4 ) 2030年までに、非感染症疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

3.5) 薬物濫用やアルコールの有害な摂取を含む 物質乱用の防止・治療を強化する

3.6) 2020年(※採択当時)までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。

3.7)  2030年までに、家族計画、情報、教育及び性と生殖に関する健康の国家資格戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする。

3.8) 全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセスを確保する。安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。

3.9) 2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

 

3.a) 全ての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の実施を適宜強化する。

3.b) 主に開発途上国に影響を及ぼす感染性及び非感染性疾患のワクチン及び医薬品の研究開発を支援する。また、知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)及び公衆の健康に関するドーハ宣言に従い、安価な必須医薬品及びワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護及び、特に全ての人々への医薬品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を最大限に行使する開発途上国の権利を確約したものである。

3.c) 開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において保健財政及び保健人材の採用、能力開発・訓練及び定着を大幅に拡大させる。

3.d) 全ての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康危険因子の早期警告、危険因子緩和及び危険因子管理のための能力を強化する。

 

【 目標達成を目指す理由 】

 

健康と福祉を得られること=人権

人が健康であることは健在な経済を支えます。

 

健康問題は高齢化が進むにつれ違う問題も起こり得ます。

問題を予測し改善策を今から練る必要もあるのではないでしょうか。

 

世界中のすべての人に健康と福祉を…